制御工学における基礎知識学習システム


インパルス応答

単位インパルス入力が動的システムに入った時に、その応答をインパルス応答と呼びます。仮に制御系の伝達関数をG(s)、入力をU(s)、出力をY(s)すると、入力はインパルスなのでY(s)=G(s)となることから、インパルス応答のラプラス変換が伝達関数に等しいことが分かります。

仮に制御系のインパルス応答をg(t)とすると、一般的な入力x(t)による制御系の出力y(t)は、

となります。この式をたたみ込み積分あるいは合成積と呼びます。


参考文献
野波健蔵 西村秀和「MATLABによる制御理論の基礎」東京電機大学出版局(1998)